Coffee Lab PITZの自家焙煎コーヒー

コーヒー焙煎について解説します

コーヒー焙煎と言ってもなかなかイメージがわかないと思いますが、Coffee Lab PITZではどのような焙煎をしているのかご紹介いたします。

コーヒー豆の焙煎は、大きく2つの工程に分かれます。まずはハンドピックで欠点豆を取り除くプロセスです。
コーヒー豆は、実から果実を取り除き、コーヒー豆を取り出し、日本へ輸送している間にいろいろなダメージを負います。
湿度が高くカビが生えたり、虫に食われたり。はたまた、石や異物が混入したり、割れてしまったり。もしくは熟する前の豆が混じっていたりと、これらは全てコーヒーの味を著しく落とすのです。そういった豆は丁寧にハンドピックで取り除きます。

その次に、欠点豆を取り除いた豆を加熱することで焙煎します。その際に、多くの化学変化が豆の中で起き、コーヒーらしい香りと苦みや酸味の味が生まれてきます。焙煎によって1,000種類以上の香気成分が発生すると言われています。この香気成分の多さが、コーヒーの味わいを複雑にして奥が深いものにしています。

焙煎をしていく際に、何分で何度まで温度を上げるかを焙煎チャートに記録することで、その豆にあった焙煎を探り当てるとともに、毎回同じ味を出せるようにしています。焙煎すると、豆の中の水分が蒸発し殻を破ることで、バンっとはじける音がします。これを爆ぜる(ハゼル)と言いますが、コーヒー豆は1ハゼと2ハゼと2回ハゼます。ただ、焙煎度合を浅煎りや中煎りにするのであれば、2ハゼの手前で焙煎を終わらせることになります。

どのタイミングで火を消すかが、焙煎度合いを決めます。深煎りになれば豆の色も黒に近づきます。そして苦みも強くなります。ハンドドリップは中煎りから中深煎りが適していて、エスプレッソは深入りが適していると言われますが、それはエスプレッソの方が苦みを楽しみ、ハンドドリップの方が酸味を楽しむという狙いだと思います。

焙煎度合いは日本では8種類に分類されています。

是非、好みの焙煎度合いを是非見つけて、コーヒーを楽しんでください。

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