鎌倉殿の13人

NHK大河ドラマが鎌倉を舞台にした物語を取り上げるということで、とっても気になっています。物語としては鎌倉時代を舞台に、源平合戦から鎌倉幕府の誕生後の権力争いを、北条義時を主人公に描かれるとか。

実はコーヒーラボピッツのハンコなんですが、源頼朝をモチーフに作ってもらったのです。鎌倉といえば源頼朝というミーハーな発想ではあるのですが、今でも頼朝のお墓は地元の人が綺麗に掃除されるなど、実際に鎌倉の人からいまだに愛される存在であり、私も勝手に親近感というか尊敬の念というか愛着を感じております。

ハンコ作家のNorioさんに作っていただきました。

源頼朝のお墓は鎌倉市西御門という場所に残っています。お墓の前にはよりとも児童遊園という公園があり、子供達もたくさん遊ぶ、憩いの場所となっています。さらに、源頼朝が御祭神となっている白旗神社もあります。こちらは勝運の神様でご利益も強そうです。

西御門は頼朝の御所の西門があったことに由来し、鎌倉幕府と関係の深い場所です。頼朝の御所が大蔵という地にあり、そこで政治が行われていたため、当時の幕府は大蔵幕府とも言われます。跡地は鎌倉市雪ノ下という場所にあり、現在の清泉小学校があるあたりになりますが、石碑が立っています。お墓から真っ直ぐ南へ100メートルくらいの場所です。今ではそこに幕府があったという名残はほとんどありませんが、源頼朝が政治を行っていた鎌倉幕府の中心地だと思うとなんだかパワースポットのような感じがします。雪ノ下というのも素敵な地名ですが、こちらは当時、頼朝が冬に積もった雪を夏まで保管させたというなんともお洒落なエピソードに由来しています。

この辺りは、鶴岡八幡宮から鎌倉宮へ歩いていく道のちょうど中間あたりにあり、さくら道とも呼ばれ、春には桜が綺麗に咲き、梅雨の時期には紫陽花が咲くなど、歩くと本当に気持ちの良い場所です。日本三大天神の荏柄天神もあり、非常に鎌倉らしさを感じられる、わたしにとってもお気に入りのエリアです。

さて、鎌倉殿の13人では主人公となる北条義時ですが、頼朝のお墓から歩いて3分くらいの場所にお墓があります。ただ、こちらは頼朝のお墓と違って、法華堂の跡が残っているのみになります。

鎌倉を訪れる人の中には、鎌倉駅から小町通りを通り、鶴岡八幡宮をお参りして由比ヶ浜や長谷へ行かれるのも多いと思います。今後はそのまま境内を通り過ぎてさくら道を通り、頼朝の墓をお参りし、荏柄天神から鎌倉宮へ足を延ばすコースも是非お試しください。鎌倉殿の13人の大河ドラマが始まったら混んでしまうかもしれないので、今のうちにどうぞ。

脚本・原案が三谷幸喜さんということで、今からとても楽しみにしています。

2020年の鶴岡八幡宮でのぼんぼり祭りで見つけました。

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